WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)で2024年銅賞を獲得し、同年ISC(インターナショナルスピリッツチャレンジ)では金賞を獲得している「シングルモルト余市」。
要約するなら、世界的に認められているウイスキーになります。
そんな「シングルモルト余市」はどのような香りと味わいがあるのかをレビューします。
最後に「シングルモルト余市とは?」を簡単に説明しています。
ちなみに、ブレンデッドウイスキーは「モルト」「グレーン」を混ぜて造っています。
こちらは「シングルモルト」なので「モルト」しか使っていません。
こちらでは他の「ジャパニーズウイスキー」の銘柄をご紹介しています。
「ジャパニーズウイスキー」を簡単にご紹介します
ここではウイスキーのジャンルで「ジャパニーズ・ウイスキー(japanese whisky)」を簡単に紹介しています。気になるウイスキーがあれば、各リンクに飛んで・・・
お酒を気ままに飲む余市 オン・ザ・ロック 個人的オススメの飲み方

ウイスキーを味わう飲み方の一つ。
”余市 オン・ザ・ロック”
グラスに注ぐと琥珀色。
鼻に近づけると、優しいオーク樽の香り。
口に含むと、アッサリした樽の風味があり、オーク樽の余韻を楽しめます。
また、スモーキーさが程よくあり、後口は甘いです。
アルコール45%に対してそこまでアルコール感を強く感じません。
個人的味覚としては、やや濃厚辛口➡甘口寄りの辛口へ移行します。
食後に味わって飲むと余韻に浸れて「余市」を楽しめると思いました。
感想として、本当に美味しい!
ウイスキーでも「シングルモルト」の味わいを楽しめる”余市 オン・ザ・ロック”を是非一度ご賞味あれ。

名称:余市 オン・ザ・ロック
アルコール度数:約36.9%
個人的味覚:やや濃醇辛口→甘口寄りの辛口
使用商品・アルコール度数・分量
- シングルモルト余市:45ml
- 氷:10mlとして計算
飲み方・作り方
- グラスに丸氷またはかち割を入れます(氷は自分好みで良いです)
- かち割氷などがなければ普通の氷をグラス8割まで入れると良いです。
- 「シングルモルト余市」を45ml注いでマドラーで何回か回したら完成です。
「2025年4~6月で美味しかったお酒」についての詳細はこちらからどうぞ。
余市 ハイボール 公式サイトオススメの飲み方

炭酸水を混ぜるだけの、もはやウイスキーの定番の飲み方。
”余市 ハイボール”
グラス内は淡い琥珀色。
鼻に近づけると、オーク樽の香りがほのかにします。
口に含むと、スモーキーさが増しましたが、淡麗でスッキリとした味わいです。
後口の甘さは無くなりましたね。
個人的味覚としては淡麗やや辛口。
クセがほとんどないので食事のどの場面(食前・中・後)でも合うと思います。
感想として、美味しいです。
正直ロックが美味しいですが、スモーキーさを求めた飲み方ならこちらをオススメします。
ウイスキーの定番の飲み方でもウイスキーによって顔は変わるもの。
”余市 ハイボール”の顔に興味を抱きませんか?
公式サイトでは「微かな酸味とモルトの甘さが出逢うハイボールなら、ピートのコクをさわやかに楽しめます。」と謳ってあるので、公式サイトオススメの飲み方にもなりますね。

ブレンド(割り物):ウィルキンソン炭酸:Asahi(アサヒ)
名称:余市 ハイボール
アルコール度数:約10.2%(グラス約200ml)
個人的味覚:淡麗やや辛口
使用商品・アルコール度数・分量
- シングルモルト余市(45%):45ml
- ウィルキンソン炭酸:145ml
- 氷:10mlとして計算
飲み方・作り方
- グラスに氷を8分目まで入れます。(長方形の氷があるなら1個)
- 「余市」を45ml注ぎ、氷に当たらないよう炭酸水を適量(約145ml)ゆっくり注ぎます。
- マドラーで1回程度回すか氷を1回すくい上げたら完成です。
「ハイボール(第二段)」についての詳細はこちらから
余市 フロートハイボール

私の中で、もはや定番化されている飲み方。
”余市 フロートハイボール”
ハイボールと同じ材料ですが作り方が違うだけの飲み方です。
グラス内は透明と琥珀色の2層に分かれます。
鼻に近づけると、オーク樽の香りがします。
口に含むと、ハイボールと同じでスモーキーさがあります。
後口は甘口と、ロックに近い状況ですね。
個人的味覚としては微淡麗辛口➡やや辛口。
食後に味と香りを楽しみながら飲んだ方が美味しいと思います。
感想として、中途半端。
というのも、どちらの良い所も味わおうとして、口の中がゴチャゴチャになったためです。
これならロックかハイボールの方が美味しいですね。
ただ、スモーキーさと後口の甘さが欲しいならこちらの飲み方をオススメします。
ロックとハイボールのハイブリッド”余市 フロートハイボール”を飲んで、違う顔の余市に出会って下さい。

ブレンド(割り物):ウィルキンソン炭酸:Asahi(アサヒ)
名称:余市 フロートハイボール
アルコール度数:約10.2~36.9%(グラス約200ml)
※アルコール度数はハイボールとロックを参照しています。
個人的味覚:微淡麗辛口➡やや辛口
使用商品・アルコール度数・分量
- シングルモルト余市(45%):45ml
- ウィルキンソン炭酸:145ml
- 氷:10mlとして計算
飲み方・作り方
- 氷を入れたグラスに炭酸水を7~8割ぐらいまで注ぎます。
- グラスの中にスプーンを入れて、炭酸水に当たるか当たらないかの所にセットします。
- 「余市」を45ml、スプーンに当てながら注ぎます。(又はグラスを傾けてゆっくり注ぐ)
- 私はグラスを傾けてゆっくり「余市」を注いでます。
- 上手くいけば私の画像なんかより綺麗な2層に分かれたフロートハイボールができます。
シングルモルト 余市とは? 公式サイト参照

ボトル裏の表記は簡略化してあるので、補足程度させてもらいます。
まず、創業者の竹鶴さんは「日本で本物のウイスキーをつくりたい」と、スコットランドでウイスキー作りを学んだそうです。
そうして帰国した彼は、1934年にニッカウヰスキーの最初の蒸留所として「北海道 余市」に余市蒸留所を造ります。
そして、蒸留方法に採用したのが「石炭直火蒸留」になります。
こちらは文字の通り石炭を使用した蒸留方法になり、現在では世界的にも稀な方法です。
ですが、こちらの蒸留をする事により余市モルトの個性が生まれるのだとか。
石炭蒸留ではなくスチーム蒸留によるウイスキーが「宮城峡ウイスキー」。
そちらは手に入ったら造っている場所や味わいをお伝えしますね。
以下、シングルモルト余市のテイスティングノートです(公式サイト引用)
ヘビーピートタイプの原酒が力強く主張し、新樽モルトとシェリー樽モルトによってしっかりとしたボディ感とウッディな樽の風味が加えられています。ピートの香りソルティさを感じる、個性的なシングルモルトです。
香り やわらかな樽熟成香と麦芽の甘さ、豊かな果実香の調和。穏やかで心地よいピート感。 味わい オークの甘さとしっかりとしたピートの味わい。麦芽の香ばしさとオレンジのような果実の調和。 余韻 あたたかなオークの甘さとスモーキーさがゆっくり持続する。 シングルモルト 余市・宮城峡|商品紹介|NIKKA WHISKY≪公式へ外部リンク≫
難しい事は分かりませんが、何となく言いたい事は分かるテイスティングノートです。
というか、私の表現力があればこういう言葉を使えるのでしょうけど、まだまだ先は長いですね(汗)
簡潔にまとめて伝えるなら「美味い!」という事。
ちなみに、こちらの余市は近年素晴らしい賞を受賞しているんですよ。
以下ニッカ公式サイトやそれぞれの大会公式サイトに掲載されている賞と要約
WWA(ワールド・ウイスキー・アワード):2022年銀賞。2024年銅賞。
※国内予選を勝ち抜いたウイスキーが最終審査へ進み、世界一のウイスキーを決める大会ISC(インターナショナルスピリッツチャレンジ):2024年金賞
※世界最大のスピリッツ審査で、ここでの受賞は世界的な影響力が非常に高く、強力な品質保証がされているという証になります。
以上の賞から「余市」は世界的に評価されているウイスキーという事になります。
余談ですが「山崎ウイスキー」や他の品切れプレミアムウイスキー達もこれらの賞を獲得してプレミアム価格が着いたんですよ。
他にも素晴らしいウイスキーがあるのに、一部だけが脚光を浴びるなんて面白いですよね。
話が逸れましたが、WWA公式サイトを見てみると「余市」はほとんど毎年受賞(銅~銀)しているので、世界が認めた1本という事ですね。
それに、「10年」「12年」とかではないのに、ほとんど毎年受賞は凄いです。
世界が認める「シングルモルト 余市」の素晴らしさを世間の方たちが知る前に飲みたくありませんか?
今日も美味しいお酒を楽しみましょう。
乾杯。

販売メーカー:Asahi(アサヒ)
酒造メーカー:NIKKA WHISKY(ニッカウイスキー)
名称:シングルモルト余市
分類:シングルモルト
原産国:日本
蒸留所:余市蒸留所
内容量:700ml。
アルコール度数:43%
公式参考小売価格(税別):7,000円(R7.4/19時点)

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